あれから
しばらく時間が経った
彼女が何を言いたかったのか
本当に伝えたいこと・・・
だめだ
怖い
これは恐怖
彼女を失う怖さ
その予感
その前兆
前にも何度となく経験してしまった
彼女との別れ
そのたびに再会することが出来たけれど
もう二度とごめんだ
この恐怖
彼女を失う恐怖の感覚
気が狂いそうになる
怒涛の恐怖が自分の心を満たしていく
呼吸が浅く荒い
心臓が
胸が痛い
頭が回らなくなっていく
苦しい
いったいどうすればいい・・・
ついに
ついに終わってしまう
その時がやってきた
戻れない時
前に進んでしまう時
自分はどうすれば・・・
・・・・
・・・
おはよう！
恐怖を振り払いながら
必死の思いで彼女へ連絡する
おはよー
彼女からの返事
いつもの時間のいつものやり取り
それでも恐怖がとまらない
だめだ
もうだめだ
自分は捨てられるのかもしれない
この恐怖が乗り越えられないのであれば
その恐怖の未来がやってくる
・・・・・
・・・・
・・・
恐怖の感覚に
自分が支配されていく
重苦しく
息苦しい
この恐怖を捨てるにはどうすればいい？
心得？？
今さら・・・
そこなのか
すでに絶望的なのに
・・・・・
・・・
・・・信じてあげて
最後はそこしか無いのかもしれません
・・・
彼女を信じること！
・・・
・・・・・
記憶？
彼女との記憶・・・
愛されていた記憶
愛した記憶
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
恥ずかしい男にならないで・・・
私の価値が下がるでしょ？
私の男なわけだから・・・
必ずあなたの横にいて恥ずかしくない男になります。
心を整理して
もう一度
その恐怖と戦って
・・・・
・・・
愛されていた
愛されている
ありがとう
もう大丈夫
あとは
行動するだけ
