キャバ嬢の彼女の仕事3 クリスマス決戦 聖夜の奇跡 彼女の選択

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彼女のこと

かなりつらい日々でしたね・・・

キャバ嬢の彼氏は大変ですよ?・・・

乗り越えなければいけないことがあります

愛していればこそ

前回はこちら

クリスマスプレゼント

もうすぐクリスマスだ

この前彼女は

例の超リッチなお客さんと一緒に

プレゼントを買いにいったって・・・

いろいろ買ってもらったみたい

自分の常識からは逸脱した額の買い物だ・・・

そのなかでも

彼女が気に入ったのは

高価なフランクミュラーの腕時計・・・

400万とかいってたな・・・

心が凍るよ。。。

そんなとんでもないの買えない・・・

え??

2つ??

なんなんだ・・・

敵は全力でこちらを潰しにきている・・・

どしたものか・・・

もうすでに勝ち目は無い・・・

考えていても時間だけが過ぎていく。。。

クリスマスの同伴は・・・

どうなるんだろう・・・

とても怖い・・

けれど、聞くしかない。。。

まだ彼氏だ

   そろそろクリスマスだけど、どうする~?

 いつも通りだよ!当然・・・

 ずっといて

 あんまり時間ないけど、ちょっとご飯もいこ

・・・・・

予想外の彼女からの回答だった

妙に緊張する

これが最後になるんじゃないかと・・・

もうやぶれかぶれだ

   了解!プレゼントまだ買ってないから用意しとくね!

最後の戦いが始まるのか・・・・

彼女へのクリスマスプレゼント

軍資金は底を付きかけている

当日もタダじゃないんだ・・・

シャンパンくらいいれてあげないといけない

そうすると、予算は・・・

あぁ、、まいった・・・

もはや精神はいかれている

どのみち400万には勝てっこない

途方に暮れる・・・

同じように腕時計を・・・

もう時間もない・・・

売り場のクリスマスソングが

胸をえぐる。。。。

もうだめだ

お金もない・・・

何かないのか

もはやこれまでか・・・

最後の希望・・・

そのとき、視界に入ってきたものがある・・・

高価なものや彼女の好きなブランドで、勝てるわけがない・・・

かわいいものでいこう

そうだ・・・

これだ

かわいいキティーちゃんの腕時計・・・

これにかけるしかない。。。

結果は見えている

たとえそうだとしても・・・

大砲と水鉄砲だな・・・

もはや・・・

笑える

・・・・・

涙で笑う

どうにもならない。。。

決戦の時

ついに約束していた時間が来てしまう・・・

彼女のお店の近くのご飯屋さんへ入る・・・

まぁ、この時期に予約もとってない状況でよく入れた・・・

席に着く・・・

彼女の腕にはまばゆく光る、

高価なフランクミュラーがついている・・・

・・・・・・

・・・・

渡さないと・・・

   これ、クリスマスプレゼント

 あ、え??

 あ、そうなんだ、ありがと!

   腕時計なんだ、キティーちゃんだよ!

 うん、ありがとう

包まれた袋を開けもせず、鞄にしまおうとする・・・

完敗だ。。。

そりゃそうだ・・・

その腕に輝く時計と

子供じみた腕時計

でも、

これが今の自分の精一杯だった

   見てくれたっていいんじゃない??

 ・・・・・

 だって。。。

 だってさー

 子供じゃないんだから・・・

   そうかもしれないけど、かわいいよ?

 まぁ・・ね。。。

これ以上はだめだ

言ってはいけない

もう自分も傷つけないでくれ

そうわかってはいても・・・

   つけてみてよ~

 あのね・・・

 キャバ嬢なんだよ?

 仕事なの!!

 キティーちゃんの腕時計つけて仕事できないでしょ!!!

・・・・・

結果は予想通りだ

負けだ

負けたよ・・・

お金には勝てない。。。。

そうこうしているうちに

お店にいく時間だ・・・

終わりの始まり?・・・

お店の中は

クリスマスということもあって

ごった返している・・・

彼女もあちこちいって

たまに自分のところに戻ってくる

プレゼントの話を

ヘルプの子にいいながら・・・

笑われる自分・・・

まぁ、そうなるよね・・・

一応シャンパンも入れて

いつも通りのクリスマスだ・・・

こっちも酔うしかない・・・

こんな時ほど酔えないんだけどね。。。

そろそろ閉店の時間だ・・・

きついクリスマスだな・・・

喧噪の終わりに・・・

お店の電気が明るくなる

彼女も酔っている・・・

最後に自分のところに戻ってきたみたいだ・・・

 かえるよ~~~

   そうだね、もう閉店だね、お疲れ様だね

 一緒に帰るよ~~~!!!

   え、、、大丈夫なの???

 一緒に帰る!!!!

このころ・・・

例のお客さんの影響もあって

あの暗黒時代から

一緒に帰ることができなくなっていたんだ・・・

最後の時間か・・・

 じゃぁ、着替えてくるからまってて!!!

大丈夫なわけがない・・・

彼女のつよさ

どうしたんだ。。。。

 おまたせ!いこ~!

彼女をタクシーに乗せる

プレゼントの山と一緒に・・・

そして、彼女の部屋へ送っていく・・・

   大丈夫??

 ちょっと酔っちゃった~~~

   ほら、そろそろつくよ

   ちゃんとプレゼントもって

 大丈夫だって~

 今日もありがと!

 クリスマスはいつも一緒でしょ?!

   うん、そうだね、いつも一緒だよ

 それでよし!!!

これは・・・

もしかして・・・・

勝ったの????

よくわからないまま

彼女を送り

自分もまたタクシーに乗る・・・

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