キャバ嬢の彼女との別れ 止まらない涙

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彼女のこと

いつだったのだろう

告白してから

告白の前から

3.11

3.11

今でも覚えている

自分の住んでいるところは

地震の影響はあったけれど

命に危険が及ぶほどではなかった

彼女は

ひどく心を病んでしまっていた

怖がっていた

同時に体の不調

精密検査をうけることになって

かなり病んでいた

ガンかもって

もう長く生きられないかもって

いっしょに夕飯を食べながら

これは同伴だけれど

けれど

彼女の不安を聞いていた

あの地震のあったあと

様子が変だったものね

音信不通・・・

そしてそのあと

まったく連絡が取れなくなった・・・

もう死んでしまった

何度も号泣しながら

友達にも慰めてもらってた

あとで冷静になれば

まぁね

お客だから

不要になったのかなって

そんなもの

キャバクラじゃ普通のこと

そう思えるようになるには

気を紛らわせるようになるには

かなり時間がかかったな

痛み

心にあいてしまった穴を

自分ではどうにもできない

最悪だ

その穴をふさぎたくて

どうしようもなく、苦しくて

次の恋をしなくちゃと思った

やさしいひと

裏切らない人

まぁ、自分はバカなんだけど

それをまたキャバクラで探すんだからね

普通の出会いなんて無理だと思ってた

難病にかかっていた

それで会社も辞めた

ひどい運命だと思っていた

生きる意味を失いかけていた

だから

心の支えが欲しかった

結局自分のことだけだね

これは今だから思えるけどね

そのときは

目の前のことで

いや、自分のことで精いっぱい

人をちゃんと愛せるの?

と今なら思えること

もがき

結局

同じキャバクラで

やさしい子を見つけた

これがあとあと大変なことになるんだけどね

何もしてないけど

本当に優しかった

同伴ってさ

そのあとお店にいっしょにいくんだけど

それがないんだよね

その人と夕飯を一緒に食べて

その人の夢を聞いて

話をして、

がんばってね

応援してるよって

そして帰るだけ

それで満足だった

そんなことが続いていた

気づき

なんで

どうして

自分は気が付いてしまったんだろう

その人は

自分が好きじゃないって

自分も好きじゃないって

本命じゃないって

他に男がいるって

気が付かなければ

どうなっていたんだろう

何の証拠も

事実も無い

でも

違うって

それは・・・

それは

自分が愛していなかったから?

それもあるのかな

・・・

違う

違うよ

それは・・・

それは

まだ涙が止まらないから

クリスマスイブの連絡

今考えたら

偶然なんだけど

クリスマスイブだったね

その時は元カノ、とも呼べないか・・・

今の彼女に電話を掛けた

今までまったく連絡がかなかった

いつものように

着信音だけがなりつづける

情けない

次回

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